新月通信とは

セブン・ジェネレーションズでは、毎月の「新月」の日に
メールニュース『新月通信』を発行しています。

「新月」は太陽と月が重なり、太陰暦では月の始まりの日となります。「始まり」の意味のある新月の日に、【チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウム】関連の様々な情報をお届けしています。

『新月通信』のメール配信につきましては、チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウム 公式サイトよりお申し込みください。

2012-03-22

セブン・ジェネレーションズ ●新月通信● Vol.33 Mar 2012

こんにちは。セブン・ジェネレーションズです。

木々の芽がふくらみ、花々が咲き始める季節となりました。
そしてこの時期、私たちは3.11を迎えました。おそらく多くの方が、
生かされたことに感謝し、これからどのように生きていくのかを、
あらためて考えたことでしょう。

そこで今号は、東日本大震災3.11からの1年を振り返り、今後につ
なげるための特別号にいたしました。
加えて、読者の皆さまが次の新月まで、少しでもイキイキと過ごさ
れますよう、「チェンドリな日々」をリニューアルしました。

今号が被災地の復興と、犠牲となられた多くの命のご冥福につなが
ることを祈念しつつ、3月の新月通信・特集号をお届けします。


∞∞∞INDEX∞∞∞

1. 東日本大震災『あれから、僕たちは・・・?』
2. 第6回ファシリテータートレーニング開催日決定!
3. E-じゃないかプロジェクト発進
4. チェンドリ・シンポジウム 開催情報
5. New Moon Action:シンポジウムのツボ(心に残る名言)
6. 編集後記

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∞ 1. 東日本大震災『あれから、僕たちは・・・?』特集 ∞
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あの東日本大震災から1年。大地震により私たちの意識も揺るがさ
れました。
そこで実際チェンドリファシリテーターには、どのような変化が起
きたのか、今年の3.11をどのように過ごしたか、そしてこれからど
のように生きようと思うのか、について質問しました。

ファシリテーターたちの体験が、皆さまも取り組まれた様々なこと
を思い出すきっかけになれば幸いです。

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【問1】3.11後、あなたはどのように変わりましたか?

* バリ島での生活を始めた。
* 自分が命を使いたいものだけに時間とエネルギーを使おうと決めた。
* 生きている間に何をするか、考え、行動に移すようになった。
* 自分の大切にしていることを意識して行動するようになった。
* より家族とのつながりを大切にするようになりました。
* 3.11とは直接関係ないように思えるのだけど、結果的に、自然の
 中に入る、アウトドアやキャンプをすることが、とても多くなった。
* 世界中の人々の、幸せになりたい、誰かの役に立ちたい、という
 思いは同じであるということを、より強く信じられるようになった。
* 身近な家族とまめに連絡をとりあったり、近況をシェアしたりと、
 以前より連絡が密になった。
* 脱原発のデモに参加したり、子ども向けのWSのサポートしたりと活
 動の場が広がりました。
* 明日はどうなるのかわからない混沌の中で、自分がしたいことをし
 ようと考えるようになった。
* 今、本当に必要なことのために、自分自身のBlessed Unrestを大事
 にするようになった。
* 家族に対して伝えたいことをき今までよりもきちんと伝えるように
 なった。
* 夏も冬も、自宅ではエアコンを使わない1年を達成した。
* やりたくないことをしなくなった。魂の求めていることだけをする
 傾向が強くなったと思います。
* 自分にできることを考えるようになった。
* チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウムに参加し、ファシリテー
 ターになった。
* 第4の革命の自主上映会プロジェクトに参加。
* 地元仙台がより好きになった。
* いろんな社会的問題を深く考えるようになった。
* いろいろなことを、人ごとだと思わないようにしようと心がける
 ようになった。
* リビングの電気をつけなくなった。(電気代が3割減のまま一年
 がたった)
* 夢から覚めた。足元は岩盤のように固いのではない当たり前のこ
 とに自覚ができた。
* 携帯の充電が気になるようになった。
* 家族との居場所を確認し合うようになった。
* 災害情報をかなり気にするようになった。
* 今を一生懸命生きることにしている。

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【問2】今年の3.11を、あなたはどのように過ごしましたか?

* 畑作業をした。
* 世界中でシステム的な社会の変革を推進している、アショカという
 団体のスピーカーの講演イベントに行き、ビジネスを通して社会を
 変えることについて考えた。
* 地球の声を聴く対話に参加し、今の地球を感じてみた。
* なるたけテレビを見ないようにした。ワークショップに参加し、地
 震の時間に皆で黙祷した。
* 家族とこれからも毎日を大切に生きることを話して過ごした。
* 登山家である戸高雅史さんのライブに参加した。
 いのちのリズムに身をゆだねる。
 自分の頭(思考)だけでなく、
  身体や心や魂が、何を望んでいるのか?
 そこに気がつくことは自分にとってとても大事だと改めて思う。
* ロウソクの灯りで、かみさん、娘と家で食事をし、福島と岩手の
 お酒をいただいた。
* プロセスファシリテーション・プロジェクト(PFP)のクラスで
 3.11をテーマにグループプロセスを行った。
* 3.11後社会に何が起きているのか、今自分に起きていることなど
 シェアした。
* いろんなイベントがあったし、参加しようかどうか迷った。でも、
 日頃3.11に端を発した活動に時間を費やしていたので、この日は
 家族のための日にした。
 息子の少年野球を手伝い、家族で食事をしながら、なんでもない日
 常のありがたさを噛みしめる日になった。
* 地元の赤十字血液センターで献血をした。
 東北3県のいずれかにちなんだ記念品をもらえるということで、福
 島名産の起き上がり小法師をいただいた。
* いつもと同じように過ごした。
 実は去年の3.11のすぐ後の週末、地元では梅祭りがあって、暖かい
 日差しの中、梅を愛でる人たちがのんびり歩いていた。今年の3.11
 は日曜で、やはり春めいた梅祭りの日で、自分にとってはこの、春
 の陽気に照らされた梅と3.11が不思議にリンクしているのを感じた。
*「Voice of the Earth」に参加した後、夜は自主上映されていたホピ
の予言」を鑑賞した。
* 当初はデモに参加予定だったが、静かに地球のことを考える時間と
 なった。
* 「地球の声を聴く」というイベントを開催し、仲間と過ごし、地球
 や自然、つながりについてたくさん話した。
* 一人で自宅ですごし、その時間は空を見上げて祈った。
* 家族と一緒に被災地のことについて話し(親戚が被災しているので)
 今起きていることを静かに話しました。

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【問3】これから、あなたはどのようなことに取り組みますか?

* バリ島からの日本人支援
日本の生活に疲れた時や自然のリズムで自分を見つめたい時に
ゆっくり過ごせるバリ島チャングー村のゲストハウス「natural」
を2012年7月までにオープンさせる。
* 望む未来を今の現実に小さく創っていくこと。
* 生きていること、死ぬことを考えて、時間を使っていきます。
 まずは、お年寄りと若い世代をつなぐ何かをしていきたいです。
* より日々を大事に生きれるようにしていきます。
* それぞれがつながりを大切にして充実できるよう関わっていく。
* 自分が大事だと感じたことや、喜びや楽しみを感じるところから
 全てのことに取り組む。
* 自分の今やっていることの意義深さを、大切にする。
* 世界中の人が、自分を活かして活き活きと生きている世界になる
 よう、活動していく。そのためにも家族を大切にし、一緒に進ん
 でいきたいと思う。
* 今まで通り、
・脱原発に関わる社会的な活動
・PFPでのテーマを決めた活動(3/20 3.11について)
・東京都災害ボランティアでのさまざまな訓練
・健康で健やかな日常生活をおくり身近な人たちをサポートする。
* 自分や家族にとっての本当の幸せを見つけるために行動し続ける
 ことと、目覚めた世界市民が増えるための活動を引き続き進める
 こと。
* 福島の人達のサポート
* 言葉の力で自分にできることを突き詰めて生きたいと思う。
* さらに無理をしない生き方を目指す。
 幸いなことに、今年はシンポジウムの開催・ファシリテーション
 をもっとやる流れにあるので、そこで燃焼したい。
*「第4の革命」や「地球交響曲」などを自主上映する。
* 節電
* SGという看板があると活動がしやすいし、耳を傾けてもらえる。
チェンドリをはじめとして、つながる活動をしていきたい。
* 思っていることと行動を同じにしていくよう、ひとつひとつの行
 動に責任をもっていきたい。
* 自分が幸せであること。

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お答えいただいたチェンドリファシリテーターは、次の皆さまです。

くい(杭田岳彦)、みぃちゃん(由佐美加子)、jun(小林淳)
はる(樋口晴美)、まゆみ(丸山まゆみ)、ぶんちゃん(阿部文彦)
かく(鈴木核)、あやぱん(菅野綾子)、はっちゃく(赤塚丈彦)
トキ(小谷真司)、ふたこわたる、龍樹、みとっち(水戸由美子)
のんたん(秋山紀子)、めぐっち(田村恵)、アネゴ(上田雅美)


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∞ 2. 第6回ファシリテータートレーニング開催日決定! ∞
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第6回ファシリテータートレーニングの開催日程が決まりました。
詳細はあらためてご案内しますが、ぜひ今から日程を空けておいて
ください!
4月初旬には受付を開始する予定です。

日程:2012年7月20日(金)~22日(日)2泊3日
会場:女神山ライフセンター(〒386-1437 長野県上田市野倉84-2)


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∞ 3. E-じゃないかプロジェクト発進 ∞
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“E-じゃないか”(呼び名:ええじゃないか)は、ありのままの
自分を肯定し、新しい未来を歓迎する人を育むことを目的とした
活動です。
あたらしい未来をソウゾウする対話の場と自分の可能性に気づく
合宿型のワークショップで、以下に挙げる2つのイベントを複合
したものになっています。
詳細:http://e-jyanaika.org/


【イベント1】『E-じゃないかダイアローグ』
詳細:http://e-jyanaika.org/Dialog.html

概容:榎本英剛のストーリーテリングをキッカケに、自分の幸せ
   と地球のしあわせについてダイアログ。

【イベント2】『誰でもガンディー!しあわせ発見プログラム』
詳細:http://e-jyanaika.org/Workshop.html

概要:2泊3日のプログラム。
   初日にチェンドリシンポジウムと、【イベント1】に参加。
   2日目にはアースディ東京に場所を移し『可能性』と出逢い、
   未来への可能性を体感します。
   3日目に未来の可能性を描き、実際にアースディ会場で一歩
   踏み出します(トークステージにて)。
   ※アースディ東京のプログラムにも掲載


以下、E-じゃないかプロジェクト発起人からのメッセージです。

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僕は自分と世界のために、一歩を踏み出したい方を応援したいと思っ
ています。世界を変えると言っても、もうすでに持っているギフト
に気づき、自然体で一歩を踏み出すことこそが、世界も自分もしあ
わせになるキッカケだと信じています。自分も、未来も、地球も
『ええじゃないか!』とみんなで言える日を目指して、『E-じゃない
か』を活動していきます。         (ひろき@宮本大輝)


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∞ 4.チェンドリ・シンポジウム 開催情報! ∞
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シンポジウムの開催情報は、下記の予定または公式サイトをご覧く
ださい。http://www.changethedream.jp/schedule/

●●シンポジウム開催予定

■2012年3月23日(金)@東京・渋谷 19:00~21:00

■2012年3月26日(月)@東京・渋谷 10:00~14:30

■2012年4月14日(土)@東京・荻窪 13:30~18:30

ぜひ、お近くの方はご参加ください。またお知り合いの方にもご紹
介ください。


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∞ 5. New Moon Action:シンポジウムのツボ(心に残る名言)∞
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このコーナーでは「チェンドリな日々」をリニューアルし、シンポ
ジウムに登場する人物の、心に残る言葉を紹介していきます。
今回は、活動家で著作家でもある、ジュリア・バタフライ・ヒルの
この言葉です。

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毎日チェーンソーの音を聞き、古い巨木が倒れるのを目にしながら
も、どこかに行って気を紛らわせたり心を閉じたりもできない状況
の中で、私の中にある希望の最後のひとかけらまでもが奪われて行
くのを日々、感じていました。

そしてついにある日、怒った伐採者が若い活動家めがけて木を切り
倒し、貴い命を奪ったのです。

その日、私はもう希望など持ちたくないと心に決めました。
あまりのショックに「こんなことは、もうたくさん!」と、地上60
メートルのデッキ上で泣き叫んでいると、どこからか声がしました。

「ジュリアよ、たとえお前以外に誰も残っていなかったとしても、
 もしもお前の心に希望があり、それが行動で表される限り、世界
 にはまだ希望がある。

 たとえお前が最後の1人でも、お前が希望を捨てなければ、世界は
 希望の光で輝き続けるのだ。」


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∞ 6. 編集後記 ∞
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3.11祈念の特別号、いかがでしたか?
今号からはNew Moon Actionとして、シンポジウムのツボ(心に残る
名言)をお届けしていますが、皆さまもジュリアのエネルギーをお
感じいただけたでしょうか。

実はこの言葉、NPOセブン・ジェネレーションズの前身「セブン・
ジェネレーションズ」で私たちをサポートし続けてくれたLahmaが、
ファシリテータートレーニングの中で読み上げてくれたものです。
そのエネルギーは今も私の中に残っており、必要なときに「希望」
を持ち続ける強さを思い出させてくれるのです。

これからは毎回、シンポジウムに登場する名言をお届けします。
皆さまの魂が喜ぶコーナーになれば・・・と思っています。
                  (みっちー@高木光恵)

次回配信は、2012年4月21日(土)の予定です。


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セブン・ジェネレーションズ『新月通信』第33号(2012.3.22発行)

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発行:NPO法人セブン・ジェネレーションズ
発行責任者:赤塚丈彦、塚田康盛
編集担当:阿部裕香子、遠藤範子、川田照義、鈴木核、高木光恵

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